【基本的な考え方】

■基本的な考え方

競馬界には血統、ラップ、データ、指数、展開、馬体などというように幾つもの予想方法が存在し、それらを複数組み合わせたハイブリッド予想も生まれています。私も血統やラップに傾倒して愚論を展開していた時代もありましたが、現在はいわゆる総合的な観点から好走馬を炙り出すスタンスに辿り着いています。

この際に大切にしていることは「適性があるかないか」ということです。強いか弱いかで考えていては、ほとんどの場合で強い馬≒人気上位馬を買い続けることになります。なぜ人気上位馬で凡走する馬がいて、なぜ人気薄での激走馬が生まれるのか、ということを考えた結果「強い弱いではなく適性があるかないか」を判断材料とすることでより正解に辿り着けるのではと考えるようになりました。その適正を見極めるの基本項目が「先行力」「末脚力」「キレ」「持続力」の4つです。

 

f:id:wing_5283:20210228204037p:plain

 

先行力:対象レースにおいて逃げ・先行を選択できる能力の度合い。

末脚力:終盤にエネルギーを集約した場合に発揮できる能力の度合い。

キ レ:最高速度や急加速力≒ギアチェンジ能力の度合い。

持続力:ロングスパート耐性や距離延長適性の度合い。

 

これら4項目を過去のレースやラップ推移、血統的背景から考えて各馬がどのような適性を持っているか推測します。そこから補正要素として斤量展開路盤底力馬格走法打点の高さなどを考慮し好走馬を選出します。例えばキレは斤量増で鈍りますし、逆にいえばキレ不足は斤量減で補える可能性が高まります。また持続力不足の馬が距離延長の臨戦はパフォーマンスダウンが推測されます。要するに「コース傾向やレースメンバーで想定される質感にフィットする馬はどれか」を考えることで的中の可能性を引き寄せようというものです。

 

f:id:wing_5283:20210228225043p:plain