22年 7人気 3着 [02ー02] アスクビクターモア
21年 9人気 3着 [13-12] ステラヴェローチェ
20年 10人気 3着 [07-07] ヴェルトライゼンデ
19年 12人気 1着 [02-02] ロジャーバローズ
18年 16人気 3着 [02-02] コズミックフォース
14年 12人気 3着 [07-06] マイネルフロスト
13年 8人気 3着 [02-01] アポロソニック
12年 7人気 3着 [02-02] トーセンホマレボシ
11年 10人気 2着 [15-15] ウインバリアシオン
11年 8人気 3着 [05-05] ベルシャザール
10年 7人気 1着 [09-11] エイシンフラッシュ
09年 8人気 3着 [05-05] アントニオバローズ
08年 12人気 2着 [03-03] スマイルジャック
08年 6人気 3着 [12-13] ブラックシェル
07年 14人気 2着 [01-01] アサクサキングス
06年 7人気 3着 [13-12] ドリームパスポート
05年 7人気 3着 [14-10] シックスセンス
03年 7人気 3着 [04-02] ザッツザプレンティ
02年 6人気 3着 [06-04] マチカネアカツキ
01年 11人気 3着 [05-03] ダンシングカラー
上記は人気薄で日本ダービーを好走した馬を。[ ]内は3角→4角の通過順位。21世紀の日本ダービーで人気薄激走馬は20頭存在。うち14頭が4角7番手以内≒逃げ・先行策からの激走を叶えていました。まずは日本ダービーを先行策から激走した馬にフォーカスしていきます。
22年3着 34.5秒 100% アスクビクターモア(7人気)
20年3着 35.2秒 80% ヴェルトライゼンデ(10人気)
19年1着 35.6秒 100% ロジャーバローズ(12人気)
18年3着 34.4秒 40% コズミックフォース(16人気)
14年3着 34.6秒 71% マイネルフロスト(12人気)
13年3着 34.9秒 67% アポロソニック(8人気)
12年3着 34.9秒 67% トーセンホマレボシ(7人気)
11年3着 34.9秒 100% ベルシャザール(8人気)
09年3着 35.5秒 100% アントニオバローズ(8人気)
08年2着 35.0秒 88% スマイルジャック(12人気)
07年2着 35.2秒 83% アサクサキングス(14人気)
03年3着 35.4秒 80% ザッツザプレンティ(7人気)
02年3着 35.9秒 100% マチカネアカツキ(6人気)
01年3着 35.3秒 86% ダンシングカラー(11人気)
上記は人気薄粘走激走馬14頭の日本ダービー戦前の上がり3F平均値と先行率を記したものです。上がり3F平均値は重&不良馬場・ダート戦を除いて算出した数値。先行率は4角5番手以内だったレース割合の数値。
例えばスローペースで先行好走した経験が多い場合、先行率は高いものの上がり3F平均は34秒前後となり、日本ダービーで粘走するには質感が軽すぎて根拠が薄いと判断できます。上がり3F平均値と先行率を並べることで、GⅠの舞台で粘り込める持続力とそれを最大限に活かせるポジショニングが可能かどうかを見極めようと思うわけです。
粘走激走馬で異質なのはコズミックフォース。先行率が低く、上がり3F平均も34.4秒と14頭中最速≒軽い質感。さすがは16番人気といった具合に感じられ、これをサンプルとして扱うと歪みが生まれそうです。
そのコズミックフォースを除いた粘走激走馬の平均値は『上がり3F:35.1秒 先行率:86%』となります。これに加えて、13頭中10頭が上がり最速で勝利、13頭中11頭が急坂コース連対実績がありました。上がり最速勝利・急坂コース連対の条件ふたつを満たしていたのが9頭。逆にふたつとも満たさずに激走を叶えたのはアサクサキングスのみ。このアサクサキングスは馬番16番から激走。粘走激走馬サンプル13頭の馬番は過去から順に⑥⑧⑱⑯⑦⑩⑦⑭③③①⑥③で、真ん中から内寄りの馬番が多くを占めています。64年ぶりの歴史的瞬間となったウオッカの勝利によって陰に隠れるかたちとなりましたが、ふたつの条件を満たすこともなく、枠順の恩恵もなく激走したアサクサキングスの走りはマニアックではありますが、なかなかお目にかかれるものではなかったと評価できます。
・上がり3F:35.1秒
・先行率:86%
・上がり最速勝利あり
・急坂コース連対あり(オープンクラスなら尚良い)
・中~内枠
今年の日本ダービーで先行率60%以上を保持するのは以下のメンバー(数値上位順)。
100% 35.0秒 ドゥラエレーデ
100% 35.3秒 パクスオトマニカ
75% 35.3秒 メタルスピード
67% 34.9秒 グリューネグリーン
100% 34.8秒 ホウオウビスケッツ
67% 35.4秒 トップナイフ
80% 34.3秒 サトノグランツ
100% 34.2秒 ショウナンバシット
80% 34.2秒 フリームファクシ
80% 34.1秒 シーズンリッチ
100% 34.0秒 タスティエーラ
60% 34.0秒 ファントムシーフ
67% 33.9秒 ソールオリエンス
75% 33.8秒 ベラジオオペラ
上位人気が想定されるソールオリエンスファントムシーフ、タスティエーラ、サトノグランツは激走候補から除外。残ったすべての該当馬は急坂コースでの連対歴がありました。上がり最速勝利経験があるのは、ベラジオオペラ・ショウナンバシット・フリームファクシ・メタルスピード・パクスオトマニカ。なかでもオープンクラスの急坂コースで連対歴があるのはベラジオオペラ・ショウナンバシット・フリームファクシ。